Cobra81 Research Laboratory

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オウム麻原の発言と陰謀論から考査する空想話 ~その1~

先日、水道法改正が衆議院を通った翌日いきなりメディアの一面を飾ったのはオウム事件で死刑判決を受けた7名の死刑執行だ。

今回この記事を書くにあたり、どうも死刑執行のタイミングを狙っていたかのように思えて仕方がなかったので過去の発言やオウム真理教を取り巻く人や団体を基に妄想を展開してみることにした。

これはあくまで私の妄想であり空想がもとになっており、答えは闇の中に葬られた今、真相が明るみになることは無いだろう。ということを先に述べておく。

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オウム真理教に他宗教と陰謀論、時代背景や世界情勢の相互関係を探ると真意が見えてくる

世論ではオウム真理教新興宗教でありカルトであり、ただのテロリスト集団であるこという認識をほとんどの方がお持ちだろう。

坂本弁護士一家殺害事件」や「松本サリン事件」があまりにも有名だが教団が起こした事件と麻原本人の言動を世界中で騒がれている問題や当時の時代背景などを心理と絡めて行くとまた違ったものが見えてくる。

オウム真理教が引き起こした事件

オウム真理教事件
発生年月日 事件名 死者
(人)
負傷者
(人)
概要・動機
1988年9月22日 在家信者死亡事件(立件なし) 1 0 修行中の事故死とその隠蔽
1989年2月10日 男性信者殺害事件 1 0 脱会を希望した信者の口封じと殺害
1989年11月4日 坂本堤弁護士一家殺害事件 3 0 教団と敵対する弁護士の殺害
1990年 国土法違反事件     土地売買の隠蔽
1992年9月14日 オカムラ鉄工乗っ取り事件(立件なし)     企業乗っ取りと教団の武装化
1993年6月6日 逆さ吊り死亡事件 1 0 修行中の事故死とその隠蔽
1993年6月28日 第一次亀戸異臭事件(立件なし) 0 0 細菌兵器培養と無差別テロ
1993年7月2日 第二次亀戸異臭事件(立件なし) 0 0 細菌兵器培養と無差別テロ無差別テロ
1993年11月 第一次池田大作サリン襲撃未遂事件(立件なし) 0 0 創価学会指導者の暗殺
1993年11月~ サリンプラント建設事件     大量殺人を目的としたサリンの生成
1993年12月18日 第二次池田大作サリン襲撃未遂事件(立件なし) 0 数名
[注 1]
創価学会指導者の暗殺
1994年1月30日 薬剤師リンチ殺人事件 1 0 教団から脱退させようとした人物の殺害
1994年2月~ 自動小銃密造事件     教団の武装化
1994年3月27日 宮崎県資産家拉致事件 0 1 資産の強奪
1994年5月9日 滝本太郎弁護士サリン襲撃事件 0 1 教団と敵対する弁護士の殺害
1994年5月~ LSD密造事件     イニシエーション用の違法薬物製造
1994年6月27日 松本サリン事件 7
[注 2]
600
[注 3]
教団支部立ち退き裁判を担当する判事の殺害、サリンの実験
1994年7月~ 覚醒剤密造事件     イニシエーション用の違法薬物製造
1994年7月10日 男性現役信者リンチ殺人事件 1 0 スパイと疑った信者の殺害
1994年7月15日 元仙台支部長死亡事件(立件なし) 1 0 信者に懲罰として修行を強要、死亡させる
1994年7月28日 元看護婦拉致監禁事件 0 1 教団から脱退しようとした人物の監禁
1994年9月20日 江川紹子ホスゲン襲撃事件(立件なし) 0 1 教団と敵対する人物の殺害
1994年9月~ チオペンタールナトリウム密造事件     イニシエーション用の違法薬物製造
1994年11月20日 鹿島とも子長女拉致監禁事件 0 1 教団の広告塔になることを拒否した人物の監禁
1994年12月2日 駐車場経営者VX襲撃事件 0 1 教団を脱走した信者を匿った人物の殺害
1994年12月9日 大阪における拉致監禁事件[13] 0 1 教団から脱退しようとした人物の監禁
1994年12月10日 ピアニスト監禁事件 0 1 出家を拒否した人物の監禁
1994年12月12日 会社員VX殺害事件 1 0 スパイと疑った人物の殺害
1994年12月28日 三菱重工広島研究所侵入事件[14]     レーザー兵器開発などのためのデータ収集
1994年12月~ メスカリン密造事件     イニシエーション用の違法薬物製造
1995年1月4日 被害者の会会長VX襲撃事件 0 1 教団を批判している人物の殺害
1995年1月 自動車免許証偽造事件[13]     犯罪目的で偽造免許証を製作
1995年2月28日 公証人役場事務長逮捕監禁致死事件 1 0 多額の布施を見込める信者の奪還
1995年3月15日 霞ケ関駅アタッシュケース事件(立件なし) 0 0 教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱
1995年3月19日 島田裕巳宅爆弾事件 0 0 偽旗作戦
1995年3月19日 東京総本部火炎瓶投擲事件 0 0 偽旗作戦、自作自演テロ
1995年3月20日 地下鉄サリン事件 12
[注 4]
6,300
[注 5]
教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱
1995年3月20日 名古屋における老女拉致事件[13] 0 1 資産の強奪
1995年3月22日 第6サティアン礼拝堂信者監禁事件[13][16] 0 6  
1995年4月-5月 新宿駅青酸ガス事件 0 0 教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱
1995年5月16日 東京都庁小包爆弾事件 0 1 教団解散権限を持つ都知事への妨害と教団への捜査の攪乱

※ 死者は刑事裁判で認定された死者数。

教団が殺人に手を染めたはじまり

一番初めのきっかけとなったものは、在家信者が修行中に事故死してしまったことが引き金になり教団はその自己を隠蔽したことから徐々に方向性がくるっていくことになる。在家信者の死を隠蔽した教団の後にある「男性信者殺害事件(1989年2月10日)」この殺人事件の真相は殺された信者というのは事故死の隠ぺいに関わった信者であったという。隠ぺいに関わった信者が脱会してしまうと教団の不祥事である在家信者の事故死隠蔽が明るみになってしまう事を恐れた教団は、脱会を求めてきた男性を殺害したことが第一の殺人だ。

坂本弁護士一家殺害事件」の真相

「横浜法律事務所」に所属していた坂本堤弁護士は、江川紹子からの紹介で[3]、出家信者の母親から息子のオウム真理教脱会について相談されたことがきっかけとなり、1989年(平成元年)5月からオウム真理教の反社会性を批判・追及し「オウム真理教被害者の会」を組織していた。

坂本堤弁護士一家殺害事件 - Wikipedia

オウム真理教では入信する際にすべての財産を教団にお布施として譲渡し無ければならないため、入信していった信者の家族は我が子を心配し弁護士に相談したことがきっかけで教団の反対勢力が生まれたことになる。

この「オウム真理教被害者の会」というのは後に1995年に起きた「被害者の会会長VX襲撃事件」と繋がっていく。

オウム真理教という宗教について

オウム真理教は様々な宗教の考え方を寄せ集めている。その中で教えの中で理解しておくべきことは、オウム真理教の教祖を神とした一神教の宗教組織であり信仰を深めてゆくと「解脱(げだつ)」できるという基本的な方針であるようだ。この「解脱」というのは仏教での教えの中にある。

一神教とは唯一絶対的な神のみを信仰し崇め教えを守る宗教で、多くの宗教がこの一神教を採用しており知名度の高い宗教ではキリスト教ユダヤ今日、イスラム教などがこの一神教にあたる。解脱という言葉が出てきたように仏教の教えに影響を受けていることもあるが仏教には様々な宗派がありそれによって同じ仏教でも性質が多少異なり一神教が色濃く出ている物や多神教的な考え方を持っている宗派が存在する。

仏教本来の形を残す上座仏教では、一神教的性格が強く大乗仏教は、アフガニスタン周辺でゾロアスター教と接触し、一神教から多神教へと移行しつつあったゾロアスター教の影響を受け、多神教的性格を帯びるようになる

というように、仏教といえども細かく見て行くと様々なものがあることが解る。

オウム真理教について深く探っていくにはこうした様々な宗教の考え方や宗教ごとの教えなどを理解していきながら考察する必要がある。

オウム真理教では教えの中でグルという言葉やポアという言葉が多く出てくるのは報道などでもたびたび出てくる言葉なので知っている方も多いだろう。

グルとは・・・

グル(Guru, サンスクリット語: गुरु)は、サンスクリット語で「指導者」「教師」「尊敬すべき人物」などを意味する単語。「導師」「尊師」などとも訳される。グールーとも発音する。巨匠、師匠、熟練者なども意味する語。「重いもの」「闇から光へ導くもの」「木星」などの意味もある。ヨガの修行を達成するためには、グルは死ぬ最期の時まで必要不可欠なものだとされている。
狭義にはヒンドゥー系のバクティ・ヨーガ等の指導者を言う。

実際に時折、報道で流れた教団の修行(信仰方法)風景を見ているとヨガにとても近い形で体を動かしていることが見て取れるようにヨガならびにヒンドゥー教を取り入れていることが見て取れるのだ。

ポアとは・・・

ポア(Phowa、チベット語: འཕོ་བ་ pho ba)
本来のチベットにおけるポワとは、死に瀕した者の耳元で経文を唱えてあげるなどして、死後に迷う事なく良い来世(人界、天界)に向かわせる為の特殊な作法の事を言う。

つまりこれは「チベット仏教」に由来している。

オウム真理教という団体は一部を切り取ってみるだけでも様々な宗教の考え方を取り入れている団体だとわかる。悪く表現するのであればいろんな宗教のパクリ宗教であるともいえるかもしれない。

1990年代ではインターネットもまだ今のように発展しておらずここまで情報を集め勉強し理解し自分なりに取り入れていくことは一般大衆には非常に難しいことだっただろう。そういう時代背景もあり、麻原彰晃の風貌や立ち振る舞い、宗教の知識なども相まって高学歴のエリートと言われるような若い人間も入信していったようにも感じ取れる。宗教哲学はある種スピリチュアル要素の高い分野でもあるのでこうしたジャンルは歴史の年表を覚えたり計算の仕方を覚えるような勉強とは性質が大きく違い生き方を学ぶようなものでもあるだけに時代背景も手伝ってカリスマ性を持っていたように思うのだ。

これは余談だが、様々な情報を得られる今の時代ならこの風貌でこのような立ち振る舞いをさらせばたちまちTwitter民の餌食になることは必須だろう。既にコラで遊ばれているのでそうなってはいるが・・・

オウム真理教における命の捉え方

オウム真理教という団体は様々な宗教の考え方を取り入れている団体であるということは上記で少し理解できたと思う。これに付け加えて「解脱」や「命に関する捉え方」として話をしていこう。「ポア」という言葉は報道でも多く出てきて多くの日本人が知っている言葉だろうが、その真意は「ポア=殺す」という意味ではなく、オウム真理教では言う「ポア」とは救いなのである。

どういうことかというと、オウム真理教では「魂は永遠である」という考え方でこれは「輪廻」を指す。

輪廻とは・・・

サンスクリット語サンサーラ(संसार saṃsāra)に由来するヴェーダ、仏典などに見られる用語で、人が何度も転生し、また動物なども含めた生類に生まれ変わること、また、そう考える思想のこと。漢字の輪廻は生命が無限に転生を繰り返すさまを、輪を描いて元に戻る車輪の軌跡に喩えたことから来ている。なお、リンエではなく、リンネと読むのは国語学上の連声(れんじょう)という現象である(リン+エ=リンネ)。

インド圏以外における総論については「転生」を参照
インド哲学において生物らは、死して後、生前の行為つまりカルマ(梵: karman)の結果、次の多様な生存となって生まれ変わるとされる。インドの思想では、限りなく生と死を繰り返す輪廻の生存を苦と見、二度と再生を繰り返すことのない解脱を最高の理想とする。

 

上記の引用はWikipediaだが、オウム真理教では「解脱=目覚めた人」でありどうしても解脱できない人の魂を救うには魂を次のカルマに輪廻させることが唯一の救いであるというような考え方が根源にあり命を終わらせることは悪いことではなく「解脱できない人を救う唯一の方法である」ということに繋がっていき、徳の高いことであるという認識のもとで動いている。蛇足になるかもしれないが、こうした考え方が元にあるためオウム真理教では為葬式もしない。

 

今回の記事(その1)では表面的な部分に触れました。

(その2)ではオウム真理教がカルトとして方向性を変えて行った経緯などについて触れて行きます。続きが気になる方はもう少しまってね。

 

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